Office2013無料お試し版の期間が終わったらどうなるか
こんにちは、美由紀です。
今回はMOSの話はお休みにして、「Office2013無料お試し版の期間が終わったらどうなるか」を解説したいと思います。
この記事は、以下の3点を中心とした内容になっています。
・無料期間終了後のOfficeの画面
・無料期間終了後の機能制限
・機能制限中にも使える機能の具体例
・Officeの無料体験版が期間過ぎても利用できることがある!?
解説で使うオフィスのバージョンは、マイクロソフトオフィス エクセル2013の無料体験版です。
無料体験版は体験版や試用版、お試し無料版等、様々な言い方がありますが、バージョンが同じでしたら同じ物になります。
それでは解説に移らせていただきます。
無料期間終了後のOfficeの画面
→ Microsoft Office2013試用版の試用期間が切れた状態でExcelを起動すると、以下の画面が表示されます。
→ 画面の上部には赤く「Excel(ライセンスのない製品)」と表示されます。
▼参考
これは無料体験版のライセンス期間が切れたため、有料版を購入していないアカウントはオフィスのライセンスが無い扱いとなるためこのように表示されます。
→ 中央部分には以下の文字が表示されます。
試用期間が終了しました
Excelのほとんどの機能が無効になっています。再度ライセンス認証するには、以下のオプションを選択してください。
購入(B) Officeを更新または購入
キーの入力(K) プロダクトキーを所有しています。
サインイン(S) このコンピューターをアクティブなアカウントに追加します。
→ 「試験期間が終了しました」画面は、画面右上の「×」をクリックすると消すことができます。
→ 「試験期間が終了しました」の表示を消すと、以下の画面になります。
→ 無料お試し版の期間が終了すると、機能が制限されます。
この画面では、「開く」と「アカウント」以外が選択できません。
そのため、新規ファイル作成やその他が灰色リンクになり使えなくなっています。
▼参考
これは無料お試し版の期間が終了したことにより、機能制限がかかってしまったために起こっています。
詳細は次の「無料期間終了後の機能制限」で解説させていただきます。
無料期間終了後の機能制限
Microsoft Office2013の無料期間が終了すると、機能制限がかかります。
機能制限がかかると、編集機能を中心にほとんどの機能が使用できなくなります。
セルの入力や修正はもちろん、セルをコピー(Ctrl+C)する事もできません。
無料期間が終わった後も使える機能は、基本的に以下の通りです。
・エクセルファイルの閲覧
・エクセルファイルの印刷
上記の他である大半の機能は使えなくなり、文字入力はもちろん、関数による計算、マクロ、その他のファイル内を編集するものは利用できなくなります。
→ 既存のエクセルファイルを開くと、以下の画面が表示されます。
→ 画面の上部には赤く「新規 Microsoft Excel ワークシート.xlsx – (ライセンスのない製品)」と表示されます。
→ リボン下部(画面上部のやや下)には以下の文字が表示されます。
試用期間が終了しました Microsoft Office Professional Plus 2013 の試用版の有効期限が切れました。Excel での編集は行えなくなりました。 購入(B)
機能制限中にも使える機能の具体例
無料の試用期間が機能制限した後も使える機能の詳細です。
エクセル上部にあるリボン別に記載しています。
→ リボンの「ホーム」欄では「検索と選択」の「検索」が利用できます。
※注意
置換機能は、編集機能の扱いになるため利用できません。
→ リボンの「挿入」欄では利用できる機能はありません。
全て灰色のリンクになり、利用できません。
→ リボンの「ページレイアウト」欄では下記の機能が利用できます。
「ページ設定」にある「印刷範囲」が利用できます。
「拡大縮小印刷」にある「横」、「縦」、「拡大/縮小」が利用できます。
「シートのオプション」にある「枠線」、「見出し」にある「印刷」が利用できます。
→ リボンの「数式」欄では、利用できる機能はありません。
全て灰色のリンクになり、利用できません。
→ リボンの「データ」欄では、利用できる機能はありません。
全て灰色のリンクになり、利用できません。
→ リボンの「校閲」欄では、「翻訳」の選択までできますが、その後に表示される機能が動作しないのため利用できないようです。
※参考
「校閲」欄で「翻訳」を選択後、「翻訳言語」が表示されず利用できません。
→ リボンの「表示」欄では下記の機能が利用できます。
「ブックの表示」にある「表示」、「ページレイアウト」が利用できます。
「ズーム」にある「ズーム」、「100%」、「選択範囲に合わせて拡大/縮小」が利用できます。
「ウィンドウ」にある「新しいウィンドウを開く」、「整列」、「ウィンドウの切り替え」が利用できます。
以上の機能は、エクセルの無料期間が終了した後も利用することが可能です。
▼参考
小ネタですが、実はOfficeの無料試用期間が切れた後でも、とある期間の間は通常利用できる場合があります。
詳細は次の「Officeの無料体験版が期間過ぎても利用できることがある!?」で解説させていただきたいと思います。
Officeの無料体験版が期間過ぎても利用できることがある!?
Microsoft Office2013の無料期間が終了すると、無料用に発行されたプロダクトキーの期限が切れますが、期限が過ぎた後でもしばらくの間は無料体験版の機能のまま利用できる場合があります。
これはバグ(不具合)やエラーではなく、Microsoft Office2013の無料体験版の仕様によるものです。
原因は、Microsoft Office2013の無料体験版は無料期間が終了した後、「移行モード」と言う状態に移っており、未アクティベーション状態(※)となっているためです。
※参考
アクティベーションとは、正規ライセンスの認証確認のための認証処理のことです。
今回の「未アクティベーション状態」は、有料版を購入していないため、「未認証状態」と言う意味になります。
「移行モード」は、無料期間と同じ機能が利用できる、正規のライセンスキーを購入するまでの繋ぎの期間です。
無料期間ギリギリまでお試し無料体験を使ったユーザーを対象に、購入がすぐにできなかったりする場合の救済措置のようなもので、Officeの正規品を購入するまでの猶予期間になります。
「移行モード」の間に購入して、正規品の購入時に手に入るプロダクトキーを起動時に入力すれば、機能制限を受けずにそのまま利用する事ができます。
この「移行モード」はずっと利用できるわけではなく、アクティベーション(正規ライセンスの認証)が行われる時までに正規品を購入してプロダクトキーを入れていない場合は、機能制限がかかるようになっています。
説明が長くなってしまいましたが、短く説明するとこんな感じです。
1.無料期間終了
↓
2.移行モード開始(猶予期間)
↓
3.アクティベーション(購入確認)が行われ、購入していないと機能制限が始まる
2の「移行モード」は、最大30日間あると言われています。
「最大」が付いてしまう理由は、ユーザーによってマイクロソフトによるアクティベーション(購入確認)のタイミングが異なるためです。
例えば、移行モードが1日目でマイクロソフトによる「アクティベーション(購入確認)」が行われた時に、まだ未購入でプロダクトキーを入力していない場合は、1日目でも容赦なく機能制限になります。
「移行モード」は、長く使えたらラッキーくらいに思うと良いかもしれません。
ちなみに私も無料体験版を使ってみた事があるのですが、私の場合は1週間くらいで機能制限になりました。
色んな機能を無料で試せたので、数万いきなり使う冒険をせずに済んだのでよかったと思います。
Office2013本体を買うと2万円超えていたので、2万円のソフトを使わないで終わる可能性を考えるとお試し無料は有り難いです。
今度の記事は、最近Office365の有料版を購入したので、有料版の設定方法みたいなのを記事にしたいと思います。
記事を読んでくださりありがとうございました。また別の記事でもお会いできると嬉しいです。
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